[写真1]のポリエステルなどの合成繊維は、ペットボトルのようなものを溶かして作られたプラスチック状のものなので、繊維の中に米ぬかの天然成分を保持できず、成分を表面に塗布するだけの「後加工」しか方法がありません。 「後加工」は、洗濯を繰り返すことで米ぬか美肌成分がはがれ、効果が落ちてしまいます。また、接着剤を使用するため生地が硬くなってしまいます。 |
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『米ぬか繊維SK』はレーヨンと綿の混紡繊維です。 天然セルロース(植物繊維素)が原料のレーヨンは、繊維自体がスポンジ状になっているので、断面に小さな穴がたくさんあります。その穴の中に、米ぬかの天然成分を保持させる独自の新・技術製法で、業界初となる米ぬか美肌成分の「練り込み」に成功しました[写真2]。 |
●地球に優しいレーヨン……
木材パルプを原料として作られた再生セルロース繊維です。
生分解性を有し、地表や土中でバクテリアにより容易に分解されます。
燃焼後は炭酸ガスと水になり、有毒ガスが発生しません。
オーミケンシ(株)
*2006年6月、「IKAE2006 国際ニット技術展ニットの礎」に出展しました。
米ぬか美肌成分は皮膚からとても浸透しやすい成分です。
『米ぬか繊維SK』は、素肌と直接触れあうことで、米ぬかの天然美肌成分が直接お肌へ届きます。また、50回洗濯していただいても製品のもつ機能は変わりません。
肌に接する繊維糸が、新開発の「米ぬかレーヨン」(紫色)です。保湿効果が高く、紫外線をブロックし、抗菌作用を発揮するという優れた「米ぬかオイル」が、この繊維に含まれています。ドライ感がありながら、しっとり肌を実現する『さらっと米ぬか』をぜひ実感してください。 | 紫色に見えるのが、「米ぬかレーヨン」です。そして、その「黒点」に注目してください。この「黒点」こそが「米ぬか成分」なのです。繊維の中に「練り込まれている」ことがお解り頂けるでしょう。黄色に見えているのは、水分の発散性に優れたW断面ポリエステルです。 電子顕微鏡写真(写真撮影:和歌山県工業技術センター) |
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一般財団法人 ボーケン品質評価機構において、「米ぬか繊維SK」の繊維試験を行ったところ「米ぬか成分が入ることによって、“帯電性が低くなる”という評価結果がでました。 “帯電性が低い”ということは、そうです「静電気がおきにくい!」のです。またひとつ、お肌にやさしい米ぬか繊維の良さが発見できました。 |